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たのしい道具のイラスト&コラム
あなろぐ倶楽部 BlueBlack
伸縮自在器パンタグラフ

パンタグラフコンパスのようなマジックハンドのアームのような形をした道具
伸縮自在器というモノです
パンタグラフ、縮図器、縮小拡大器ともよばれています

パンタグラフと聞くと電車の上についているあれを思い出すがこちらは図形や文字地図などの縮小拡大をするときに使う製図用具です
これで縮小拡大が出来てしまうのです

製版の会社にいた時に楕円コンパス(これもおもしろい動きをするモノでした)などと一緒においてあり数回使った記憶があります
今の私の場合、いい加減な絵なので伸縮自在器など使わないで描いてしまいますが
なかなか便利で面白い道具です

製図の道具であまり身近ではないのですが昔お祭の屋台で売られてたり学研の付録にもあったようですので見覚えのある人も結構いるのではないでしょうか

原理は図形の相似の性質を利用しているそうです

使い方は
倍率(拡大縮小) をセットして左側の端を固定します
拡大する時は真ん中のピンを描きたい図形にあわせる
右側の端で描く(縮小の時は真ん中と右端を付け替え描く)
こんな感じです

現在売られているモノの倍率(拡大縮小)の一例
1.2 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0
5/6 2/3 1/2 2/5 1/3 2/7 1/4 2/9 1/5

5倍となるとコピーでも大変だったりしますので結構やりますね

パンタグラフの原理は彫刻機にも応用されていてネームとか彫ってもらえるお店で見ることができます
原版をなぞると縮小された文字が彫られる機械です
見ていてあきないのでたまに発見すると足を止めてしばらく覗き込んでしまいます
お店の人には迷惑でしょうけど・・






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