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たのしい道具のイラスト&コラム
あなろぐ倶楽部 BlueBlack
電源不要型火災報知器「見てるぞ」

火災報知器「見てるぞ」火災の際は早く火に気付くことが重要です
寝ている時などはやはり火災警報器があると安心

平成18年6月1日から新築住宅について火災警報器の設置が義務づけられました
既存住宅については各市町村条例により平成20年6月1日〜平成23年6月1日の間で設置義務化の期日が決められます

そんな警報器のなかにもアナログなヤツがあるんです

それが電源不要型火災報知器(火災警報器)「見てるぞ」
本体サイズ(mm) 90×140×40のコンパクトな火災報知器で火災の時には仕組まれた57度Cに反応する形状記憶合金が反応して(50度C以下には反応しません)ゼンマイ式のベルを鳴らすのです

配線不要で忘れがちな電池交換も不要
後ろにあるゼンマイのツマミを巻いて壁に貼るだけ
センサー部に形状記憶合金(57度Cで反応)を使い非常ベル部を鳴らす動力にゼンマイを使うなかなかのアナログ道具です

昔「夢の素材」としてどこかで紹介されていた形状記憶合金にこんな所で出会えるとは意外です

形状記憶合金は室温で変形させても加熱すると変形前の形に戻る性質をもつ合金でこのような合金の性質が確認されたのは1951年
実用化が始まったのは1980年代に入ってからのことです

この火災警報器の非常ベルは80dB以上で約70秒間作動するそうです
そこで疑問が80dBってどのくらいでしょう

80dBの目安を並べてみました
電車の車内 携帯防犯ブザー 繁華街の街頭 セミの鳴き声 洗濯機 自動車の騒音 ステレオ中音量 ボーリング場 幹線道路
これは音の周波数を無視していますがこれだけ並べるとイメージしやすいかな
セミの鳴き声って結構ありますね

ちなみにその他の目安がこちら

120dB ジェット機の騒音
110dB 自動車の警笛
100dB 電車が通るときのガード下
90dB 大声による独唱、騒々しい工場の中
80dB 電車の中
70dB 電話のベル 騒々しい街頭 騒々しい事務所の中
60dB 静かな乗用車 普通の会話
50dB 静かな事務所
40dB 図書館や静かな住宅地の昼間 コオロギの鳴き声
30dB 郊外の深夜、ささやき声
20dB 木の葉のふれ合う音 置時計の秒針の音
10dB 蝶の羽ばたき

火災報知器をつけると安心ですが使われないことが何よりです
まずは火の元には十分気をつけることでしょう
と自分に言い聞かすのでした






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