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たのしい道具のイラスト&コラム
あなろぐ倶楽部 BlueBlack
2カラーせんせい

2カラーせんせいおえかきボードといったらタカラ(タカラトミー)の「せんせい」
1977年の発売以来長期にわたり愛されているおもちゃです
磁石の力でお絵かきできるのでまわりや服が汚れないのは親としてはありがたいのです
知育玩具としても良いので親からは歓迎されて大ヒット
ロングセラー商品となりました

そしておもちゃ屋にいったら「せんせい」はいつの間にか進化をとげていてびっくりです
それが「2カラーせんせい」
黒と赤の2色で描けるのです
なんと2色使えるんですよ!!
「フルカラーせんせい」みたく区分けした所に色が付くのではなく黒と赤で描けるのです
なんかすごいぞこれは!!
と思ったのは私だけではないはず

ここで「せんせい」の基本的な仕組みについて
なぜ何度も書いたり消したりできるのか
子供の質問にだいたいの想像はできるのですがちゃんとは答えられないので調べてみました

画面の白いのは乳白色のゲル状の液体が入っている
その中に黒いミクロン単位の大きさの磁石の粉が沈んでいるのだそうです
ペンを置くとペンに仕込まれた磁石の力でその液体を押しのけて磁石の粉が上に引き寄せられる
ゲル状の液体は粘り気が強く磁石の粉が沈むのを防ぎ留まらせるのでなぞった部分は黒い線に見える
消す時は下から磁石を当てると沈んでくれるので消えるってことです

よく見ると画面が細かくハニカム(蜂の巣)状になってるのは粒子の偏りを防ぐため

さらに黒と赤の2カラーせんせいは磁石の粒子のS極N極を黒と赤に塗り分けることで可能にしているのです
簡単に書いてしまいましたがこの技術はすごい画期的ではないでしょうか
カラーチェンジスタンプを使えば赤から黒、黒から赤に素早く変えられるのもおもしろい

こんなので大人用のがあったらいいなと思ったらありました
大人用はパイロットからでていました
アメリカ発のブギーボードではありませんよ

パイロットのMemole(メモレ)とジッキースーパーライト
ちゃんと2色仕様のBRもありましてこれってなかなか良いのでは
仕組みは2カラーせんせいと同じですけど・・・






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