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たのしい道具のイラスト&コラム
あなろぐ倶楽部 BlueBlack
商標燐寸(マッチ)

商標燐寸(マッチ)ご存知、火を付ける道具です

道具としてのマッチは現在では活躍の場は狭まる一方
当然使い方が解らない人たちも現れてくる
なんとも寂しい
映画なんかで使われると画面に一味添えてくれる
マッチのかもし出す雰囲気がなんとも好きです

そして心奪われたのはその多彩なラベル(燐票)
マッチのラベル展なる展示会に行ってびっくり

広告マッチのラベルの種類は多いだろうと思ったが商標マッチの種類の多さにびっくりする

しかも赤を基調とした森羅万象無国籍な図案は輸出を目的に考えられたモノらしいがそれがまたいい感じに独特の世界感となっている
明治31年には愛好家が集まり第一回燐票会が開かれたそうです
国産のマッチが産まれてから20年目にはコレクター魂に火を付けたみたいです

商標ラベルは信頼の証であり会社名が変わってもそれは引き継がれていった
明治に作られた図案がいくつもの会社をわたり現在でも作られ続けたりしているのです
白桃、燕なんかがそれです

そして地域によって「我が家のマッチ」が違うのがおもしろい
我が家ではマッチといったら・・・
とここでいろいろと違う名前が登場する
燕、白桃、ヒヨコ、キリンなどなどあげればきりがないほど
年配の方に聞くと顕著に現れる様です
今でも地域やお店によって売るマッチのラベルはけっこう違うので楽しめます

なぜか燃やすと黒くなるマッチ棒
普通木を燃やすと白く灰がでてくるのですがマッチには燐酸アンモニア等の薬品溶液を浸透させて炭化して落ちないようにする処理がされている
これをインプル軸といって最近のマッチはほとんどこれみたいです

マッチは実は優等生
木や紙を使い捨てあまりエコっぽくないマッチですが箱は古紙が90%以上利用されていたり間伐材を利用してたりエコマークの認定も受けていたり
まあ程度の問題でやりすぎればやはり環境が・・・
と思いますが意外とがんばってますね

マッチってなんだかんだ結構愛されてる道具なんだと思うのでした

参考サイト

燐寸倶楽部

燐寸博物館

マッチの世界






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