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たのしい道具のイラスト&コラム
あなろぐ倶楽部 BlueBlack
万年筆3ラピタ万年筆「赤と黒」お手入れと調整

ラピタ万年筆「赤と黒」お手入れと調整今は休刊となった雑誌「ラピタ」2006年6月号のおまけで付いてきたミニ万年筆

その名は「赤と黒」

黒いキャップに赤い胴軸
なんか漆器を思わせる配色にぐっとくる

ペン先にはラピタのマークのカエルがしっかり彫ってあるのも素敵
デザインが気に入りこれ目的で購入しました

・・・が、いざ使ってみるとインクの出が悪くそのまま引出しの奥へ
今回はそれを復活させてみようと思います

まずは
通常メンテナンス
インクを入れたまましばらく使ってなかったので固まっているインクを取る

コップにぬるま湯か水を入れキャップと胴軸をはずしたペン先をペン軸ごと
一晩浸け置くと取れます
あとは水でよく流し水分をよくふいて出来上がり

次はインクの出を良くする
ペン先を紙に何回か押しつけるようにするとインクの出方が良くなるそうです
が、これではあまり変わらなかったので最後の手段

ペン先の調整
ペン先のスリットが閉じていてインクの流れが悪いのでこれを調整する
通常はメーカーなどにやってもらうところなのでもちろん自己責任
失敗したら終わりっす
リスクがあるがやってみたい(どうせオマケだし)

まずは分解
ペン先をペン芯ごとペン軸がら手で引き抜きます
慎重にかつ力強く
これはかなり力が要りました

取れたらペン先の根元の方を開くように指ではさんで押してみる
硬い・・変化なし
さらにゴム板の上にひっくり返し押してみる手ごたえあり
先端は難しそうなので触れない様にしてみる
見本にセーラー万年筆プロフィットをルーペで見ながらちょっとずつ慎重に
見本と同じくらいのスリット幅となって調整終了
組み立ててみないと結果がわからないので

ペン先とペン芯がずれないようにはめ込んでインクカートリッジを装着
書いてみる

おぉ〜成功です!!バッチリでるでる

そしてインクはコンバーターで
ミニ万年筆「赤と黒」もインクカートリッジをコンバーターに変えられるらしい
Monteverde(モンテベルデ)のコンバーターが使えるそうです
付属の最後のインクカートリッジを使い切ってしまいどうしたものかと考えていたので早速探しに行ってきます
これをつければバッチリですね

参考サイト
万年筆評価の部屋






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